私は、1975年（昭和50年）熊本商科大学（現・熊本学園大学）を卒業し、その年の4月に株式会社シチズン商事・宝飾事業部に入社しました。熊本（学生）から東京（社会人）の生活環境にもすぐに慣れ楽しい日々を送っていました。しかしながら、父親の遺言めいた言葉「秀昭は商売人に向いてるバイ」が忘れられず一年半で区切りをつけ熊本に帰りました。3年くらいは兄貴と菊池時計店で仕事をしていましたが、独立したいという思いが強く、その頃はまだまだ少ない業種であったメガネ専門店をやりたいと願い出て福岡のT眼鏡店で3ヶ月の契約で勉強させてもらいました。朝一番に出勤し、掃除やカルテの整理など開店の準備をし、閉店後は先輩に検眼を遅くまで教えていただき、本当に短い期間ではありましたが、メガネに関する基本を徹底的に叩き込まれました。

　1980年（昭和55年）11月に熊本県宇土市一里木町という町はずれに、10坪のメガネ専門店「キクチめがね」を開店する事ができました。ただ経験も浅く勉強不足もあり、お客様から学ばされる日々でしたがめがね専門と言うこともあり、立地は悪かつたのですが、そこそこ繁盛していました。
その後宇土市の新商店街に移転し、1995年（平成7年）に宇土シティモール店を開店しました。その間菊池市（FC）水俣市（FC）熊本市（FC）に出店しそれぞれ独立したり、閉店したりして現在に到っています。

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  宇土市南段原町にて創業

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  右が現・キクチ会長です

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  改装・移転を経て今の形へ…

　私の一貫した思いは、お客様に喜んでいただける真心を込めた商品づくりです。技術的にはメガネや補聴器に関する国認定の資格を取得し、補聴器は宇土・宇城・天草で唯一の認定補聴器専門店でもあります。メガネフレームやサングラスの開発としてメガネの産地福井県鯖江市に何回も出向いたり、世界NO1のメガネ展示会、イタリアミド展を視察したりして新商品や先端のメガネをお客様の顔を思い浮かべながら導入しています。勿論レンズプロショップとしてお客様の視生活が楽しく快適になるようなレンズをHOYA・NIKON・SEIKOなどの優良メーカーから提供を受けながら提案しています。これからも半医半商としての仕事を忘れず、本物を提供する店とスタッフとしてお客様第一主義に徹していきたいと思い日々邁進してまいります。よろしくお願い申し上げます。