【補聴器親子奮闘物語】
第三話「補聴器親子」
作:スタッフI
ふと気が付くと年末の頃から、実家に訪問すると
玄関を開けるとなんとなくいつもとは違う雰囲気…?
そうだ!あのテレビの爆音がしていないんだ!
部屋に入るとテレビの音量はいつもよりも小さめで付いていました。
これで本当に聞こえているのかと不安になり尋ねると
なんと母は「き、こ、え、て、る」とのこと。
ふと耳を見ると補聴器を着けているではありませんか!
あんなに億劫になっていた母も最近はこのように着ける時間が長くなってきている様子。
よい事✨よい事😊
先日キクチめがねに行った際、補聴器調整を行ったのですが。
その際、前よりも補聴器を着けだした母に対して
私「すごいよ!お母さん!」
「着けれるようになってるじゃん」
「すごい!すごい!」と大絶賛していました。
よくよく考えたら大人になってから中々褒められるって事ないよなぁ・・・と
子供を育てている時、『褒めて育てなさい』と言われながら
なかなか怒りまくていた自分・・・
母に対しても、きっと「なんではめんと!!」って
着けない事を咎めていた自分がいたと思い返します。
やはり、母を変えるには自分が変わらないといけなかったんだなぁと
今ごろ気が付いた私・・・
その後はなんとなく母と喧嘩や揉めることが少なくなったような気がします。
補聴器と共存する毎日を母なりに頑張ろうとしている姿を見て
自分も母を支えていくにはどうしたらよいのか
これからも母の様子を見ながら考えていこうと思います!
次の補聴器調整の日が楽しみになれる様に、まだまだ親子二人三脚は続きます。
(次回へつづく)