【補聴器親子奮闘物語】
第四話「自信が前向きに」
作:スタッフI

今年に入ったある日の親子の何気ない会話・・・
私「そういえば眼科さんは行かんでよかと?」
母「そろそろいかなんけん、明日行こうかな?目薬もないしね」
私「明日は私仕事だけん、お母さん!
でもこの間眼科行った時も名前呼ばれても聞こえていたから大丈夫よ!」
母「いやー・・・大丈夫だろうか?」
(前回は補聴器装用していたので聞こえていたようです)
私「大丈夫!大丈夫!今回は頑張って一人で行ってみて!
先生のお話は看護師さんが復唱してやらすけん大丈夫!」
母「まぁー・・・天気もよさそうだから行ってみようかね・・・」
私「ごめんねー都合が合わんでー
だけど今のお母さんなら大丈夫!」
という会話のあと、母は一人で眼科に行き、のちに話を聞くと・・・
母「まぁ先生の話は『いっちょんわからんかった』(全然わからなかった)」
とは言いつつ一人で行ったことで
自信復活◎✨✨
もともと現役の頃は正職でバリバリ働いてきた母。
最近出来ないことが多くなり、自信が無くなり、
娘の私にも『迷惑かけてすみません』『宜しくお願いします』と
他人行儀な言い方で言う母・・・・・・
一つずつでも出来ることが増えていけば笑顔も増えるはず!
24時間補聴器をつけることは今はまだ無理ですが、
少しずつ着ける時間が伸びていくように、私自身も母に寄り添い
しかしあまり手を出しすぎないように適度に寄り添っていきたいです。
私が母と同じ年になったときは
私も同じように子供達にお世話になるはず、
今は自分も『先の人生の勉強』と思って
お父さんにはしてあげられなかった分、2倍にして母と付き合っていこうと思うこの頃です。
追伸:そういえば先日補聴器のメンテナンスでお店に伺った時、
「〇〇さん、最近補聴器を着ける時間が増えてますね!△△時間になってますね」
との説明を聞いて
母「あら、着けてる時間が分かるんですか?
わぁ~こりゃすーぐバレるたいね!嘘はつかれん(笑)」
昔の母のように、ずーっと色んな話を店員さんに話しておりました!
人から見られていると意識する事も大事な事の一つかもしれませんね!
【次回へ続く】